レズロック錠 製品情報

製品情報(Drug Information)

2025年6月改訂(第4版)の電子添文に基づき作成

1. 警告

  • 1.警告
    本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血幹細胞移植に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ行うこと。

2. 禁忌

  • 2.禁忌(次の患者には投与しないこと)
  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

販売名 有効成分(1錠中) 添加剤
レズロック錠200mg ベルモスジルメシル酸塩242.5mg
(ベルモスジルとして200mg)
結晶セルロース、ヒプロメロース、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、マクロゴール4000、タルク、黄色三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

販売名 剤形 外形
側面
レズロック錠
200mg
楕円形のフィルムコーティング錠 微黄色~黄色
直径(mm) 厚さ(mm) 重量(mg)
長径:14.9
短径:7.5  
5.9 525

4. 効能・効果

造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病(ステロイド剤の投与で効果不十分な場合)

6. 用法・用量

通常、成人及び12歳以上の小児にはベルモスジルとして200mgを1日1回食後に経口投与する。併用薬に応じて、効果不十分な場合に1回200mg1日2回投与に増量できる。

7. 用法・用量に関連する注意

8. 重要な基本的注意

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

10. 相互作用

本剤は主にCYP3A4により代謝され、CYP3A、P-gp、BCRP及びOATP1B1に対する阻害作用を示す。また、本剤の溶解度はpHの上昇により低下する。[16.4 参照]

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
強いCYP3A4誘導剤
リファンピシン
フェニトイン
カルバマゼピン

[7.2、16.7.1 参照]
本剤の血中濃度が低下する可能性があるため、これらの薬剤を併用する場合は患者の状態に注意し、本剤の効果が不十分な場合には、本剤を1回200mg1日2回投与に増量することを考慮すること。 これらの薬剤のCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。
中程度のCYP3A4誘導剤
エファビレンツ
エトラビリン
プリミドン

[16.7.6 参照]
本剤の血中濃度が低下する可能性がある。
セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 本剤の血中濃度が低下する可能性があるため、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないように注意すること。 セイヨウオトギリソウのCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。
プロトンポンプ阻害剤
ラベプラゾール
オメプラゾール
エソメプラゾール

[7.2、 16.7.2、 16.7.3 参照]
本剤の血中濃度が低下する可能性があるため、これらの薬剤を併用する場合は患者の状態に注意し、本剤の効果が不十分な場合には、本剤を1回200mg1日2回投与に増量することを考慮すること。 これらの薬剤による胃内pHの上昇により、本剤の吸収が抑制されるおそれがある。
BCRP及びOATP1B1の基質となる薬剤
ロスバスタチン

[16.7.5 参照]
これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 本剤のBCRP及びOATP1B1阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
CYP3Aの基質となる薬剤
ミダゾラム
シクロスポリン
アトルバスタチン

[16.7.7 参照]
本剤のCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
P-gpの基質となる薬剤
ダビガトランエテキシラート
タクロリムス
シロリムス

[16.7.4 参照]
本剤のP-gp阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

種類\頻度 5%以上 2.5~5%未満 2.5%未満
感染症 上気道感染  
血液 貧血、好中球減少症
内分泌系 甲状腺機能低下症
精神神経系 頭痛 末梢性ニューロパチー 不眠症、浮動性めまい、味覚不全、神経痛、錯感覚
血管 高血圧 深部静脈血栓症
呼吸器 咳嗽、呼吸困難 労作性呼吸困難
消化器 悪心、下痢 嘔吐、便秘 腹痛、腹部不快感、腹部膨満、口内乾燥
心臓     頻脈
皮膚   そう痒症  
筋骨格系   筋痙縮、関節痛 背部痛、筋肉痛
腎臓     急性腎障害
臨床検査 AST増加、
ALT増加
γ-GTP増加、血中クレアチニン増加、体重減少、リンパ球数減少、血小板数減少、血中Al-P増加 血中CK増加、白血球数減少、血中リン減少
その他 疲労
(20.3%)
食欲減退、高血糖、末梢性浮腫、無力症 倦怠感、発熱、脱水、高カリウム血症、低アルブミン血症

14. 適用上の注意

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