製品Q&A
デプロメール錠
デプロメール錠の併用注意について教えてください。
2025年1月更新
#薬物動態・相互作用
デプロメール錠の併用注意については、次の情報があります。
電子添文には次の記載があります。
10. 相互作用
本剤の代謝には肝薬物代謝酵素CYP2D6が関与していると考えられている。また、本剤は肝薬物代謝酵素のうちCYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4を阻害し、特にCYP1A2、CYP2C19の阻害作用は強いと考えられている。[16.4 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
【薬剤名等】
セロトニン作用を有する薬剤
炭酸リチウム
L-トリプトファン含有製剤(アミノ酸製剤、経腸成分栄養剤等)
トリプタン系薬剤(スマトリプタンコハク酸塩等)
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
トラマドール塩酸塩
リネゾリド
メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー)等
セイヨウオトギリソウ(St. John' s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
[11.1.4 参照]
【臨床症状・措置方法】
セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれるおそれがあるので、減量するなど、観察を十分に行いながら慎重に投与すること。
【機序・危険因子】
セロトニン作用を相互に増強させるためと考えられる。
【薬剤名等】
抗てんかん剤
フェニトイン
カルバマゼピン
三環系抗うつ剤
イミプラミン塩酸塩
アミトリプチリン塩酸塩
クロミプラミン塩酸塩
ベンゾジアゼピン系薬剤
アルプラゾラム
ブロマゼパム
ジアゼパム等
オランザピン
クロザピン
ロピニロール塩酸塩
メキシレチン塩酸塩
シルデナフィルクエン酸塩
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがあるので、これらの薬剤の用量を減量するなど、注意して投与すること。
【機序・危険因子】
本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇、血中半減期を延長、又はAUCを増加させることがある。
【薬剤名等】
β-遮断剤
プロプラノロール塩酸塩
【臨床症状・措置方法】
プロプラノロールの血中濃度上昇によると考えられる徐脈、低血圧等が報告されているので、注意して投与すること。
【機序・危険因子】
本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇、血中半減期を延長、又はAUCを増加させることがある。
【薬剤名等】
キサンチン系気管支拡張剤
テオフィリン等
【臨床症状・措置方法】
テオフィリンのクリアランスを1/3に低下させることがあるので、テオフィリンの用量を1/3に減量するなど、注意して投与すること。なお、併用により、めまい、傾眠、不整脈等があらわれたとの報告がある。
【機序・危険因子】
本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇、血中半減期を延長、又はAUCを増加させることがある。
【薬剤名等】
シクロスポリン
ゾルピデム酒石酸塩
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤の血中濃度上昇が報告されているので、注意して投与すること。
【機序・危険因子】
本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇、血中半減期を延長、又はAUCを増加させることがある。
【薬剤名等】
クマリン系抗血液凝固剤
ワルファリンカリウム
【臨床症状・措置方法】
ワルファリンの血中濃度が上昇することが報告されているので、プロトロンビン時間を測定し、ワルファリンの用量を調節するなど、注意して投与すること。
【機序・危険因子】
本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇、血中半減期を延長、又はAUCを増加させることがある。
【薬剤名等】
アブロシチニブ
【臨床症状・措置方法】
アブロシチニブの作用が増強する可能性があるので、可能な限り併用しないことを考慮すること。併用する場合には、アブロシチニブを減量するなど注意して投与すること。
【機序・危険因子】
本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇、血中半減期を延長、又はAUCを増加させることがある。
【薬剤名等】
メサドン塩酸塩
【臨床症状・措置方法】
メサドンの血中濃度上昇が報告されているので、注意して投与すること。
【機序・危険因子】
機序不明
【薬剤名等】
出血傾向が増強する薬剤
非定型抗精神病薬
フェノチアジン系薬剤
三環系抗うつ薬
アスピリン等の非ステロイド系抗炎症剤
ワルファリンカリウム等
[9.1.7 参照] [9.8 参照]
【臨床症状・措置方法】
皮膚の異常出血(斑状出血、紫斑等)、出血症状(胃腸出血等)が報告されているので、注意して投与すること。
【機序・危険因子】
SSRIの投与により血小板凝集が阻害され、これらの薬剤との併用により出血傾向が増強することがある。
【薬剤名等】
アルコール
(飲酒)
【臨床症状・措置方法】
本剤服用中は、飲酒を避けさせることが望ましい。
【機序・危険因子】
相互作用は認められていないが、他の抗うつ剤で作用の増強が報告されている。
※[参照]については、最新の電子添文をご確認ください。
参考資料:
デプロメール錠 電子添文
管理番号:DP-13
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