3.1 組成
| 販売名 | ハイヤスタ錠10mg |
|---|---|
| 有効成分(1錠中) | ツシジノスタット10mg |
| 添加剤 | ポビドン、結晶セルロース、乳糖水和物、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、マクロゴール4000 |
3.2 製剤の性状
| 販売名 | ハイヤスタ錠10mg |
|---|---|
| 剤形 | フィルムコーティング錠 |
| 色 | 白色 |
| 大きさ | 直径:9.7mm 厚さ:3.9mm |
| 外形 | ![]() |
| 質量 | 257.5mg |
〈再発又は難治性の成人T細胞白血病リンパ腫〉
5.1 臨床試験に組み入れられた患者の病型及び予後不良因子の有無等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1参照]
〈再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫〉
5.2 本剤投与の適応となる疾患の診断は、病理診断に十分な経験を持つ医師又は施設により行うこと。
5.3 臨床試験に組み入れられた患者の病理組織型等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.2参照]
通常、成人にはツシジノスタットとして1日1回40mgを週2回、3又は4日間隔で食後に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2 本剤の投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること。[8.1、9.1.1参照]
■本剤の減量ステップ
| 開始用量 | 40mg |
|---|---|
| ステップ1(1段階減量) | 30mg |
| ステップ2(2段階減量) | 20mg |
| ステップ3 | 投与中止 |
■副作用発現時の休薬、減量、中止の目安
| 副作用 注) | 処置 | |
|---|---|---|
| 好中球減少 | 下記以外の1,000/mm3未満の好中球数減少 | 好中球数が1,500/mm3以上に回復するまで休薬する。回復後は、休薬前の用量で再開することができる。再開した後に再び発現した場合、回復するまで休薬し、回復後は1段階減量して投与を再開することができる。 |
| 7日間を超えて持続する500/mm3未満の好中球数減少 発熱又は感染症を伴う1,000/mm3未満の好中球数減少 |
好中球数が1,500/mm3以上に回復するまで休薬する。回復後は、1段階減量して投与を再開することができる。 | |
| 血小板減少 | 下記以外の50,000/mm3未満の血小板数減少 | 血小板数が75,000/mm3以上に回復するまで休薬する。回復後は、休薬前の用量で再開することができる。再開した後に再び発現した場合、回復するまで休薬し、回復後は1段階減量して投与を再開することができる。 |
| 臨床的に重大な出血を伴う又は血小板輸血を要する50,000/mm3未満の血小板数減少 | 血小板数が75,000/mm3以上に回復するまで休薬する。回復後は、1段階減量して投与を再開することができる。 | |
| 非血液学的事象(臨床的意義のない無症候性の検査値異常を除く) | Grade 3 | Grade 1以下に回復するまで休薬する。回復後は、1段階減量して投与を再開することができる。 |
| Grade 4 | 投与を中止する。 | |
8.1 骨髄抑制があらわれることがあるので、本剤投与前及び投与中は定期的に血液検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。[7.2、9.1.1、11.1.1参照]
8.2 間質性肺疾患があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、初期症状(発熱、咳嗽、呼吸困難等)の確認及び胸部X線検査の実施等、観察を十分に行うこと。[11.1.2参照]
8.3 QT間隔延長、不整脈等があらわれることがあるので、本剤の投与開始前及び投与中に、必要に応じて心機能検査(心電図、心エコー検査等)及び電解質検査(カリウム、カルシウム等)を行い、患者の状態を十分に確認すること。また、必要に応じて、電解質(カリウム、カルシウム等)を補正すること。[9.1.2、9.1.3、11.1.4参照]
本剤は主にCYP3A4により代謝される。[16.4参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、併用する場合には、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤等の強いCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
|
QT間隔延長を増強するおそれがあるため、併用を避けることが望ましい。併用する場合には、患者の状態をより慎重に観察すること。 | これらの薬剤ではQT間隔を延長するとの報告があり、相加的なQT間隔延長を起こすことがある。 |
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2 その他の副作用
| 10%以上 | 5%~10%未満 | 5%未満 | |
|---|---|---|---|
| 血液及び リンパ球系障害 |
好酸球増加 | 再生不良性貧血 | |
| 胃腸障害 | 下痢、悪心 | 腹痛、腹部不快感、便秘、齲歯、消化不良、心窩部不快感、胃炎、口内炎、嘔吐 | |
| 一般・全身障害 | 倦怠感 | 疲労、発熱 | 末梢性浮腫、悪寒、無力症、胸部不快感、歩行障害 |
| 臨床検査 | γ-GTP増加 | ALP増加、体重減少、AST増加、ALT増加 | 血中クレアチニン増加、C-反応性蛋白増加、リパーゼ増加、血中クレアチンホスホキナーゼMB増加、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、血中免疫グロブリンA減少、脳性ナトリウム利尿ペプチド増加、心胸郭比増加、心電図T波逆転 |
| 代謝 | 食欲減退 | 低アルブミン血症、低ナトリウム血症 | 低カリウム血症、低カルシウム血症、糖尿病、低リン酸血症 |
| 筋骨格系 | 筋痙縮、関節痛、関節炎、背部痛、関節腫脹、筋肉疲労、筋骨格硬直、四肢痛 | ||
| 神経系 | 味覚異常 | 頭痛、味覚消失、浮動性めまい、傾眠 | |
| 腎泌尿器 | 蛋白尿、尿瘻 | ||
| 呼吸器 | 呼吸困難、鼻出血、咳嗽、胸水 | ||
| 皮膚 | 発疹 | 蕁麻疹、多形紅斑、全身性そう痒症、紫斑、ざ瘡様皮膚炎、全身性剥脱性皮膚炎、紅斑、点状出血、光線過敏性反応、そう痒症、斑状丘疹状皮疹、皮膚潰瘍 | |
| その他 | 高血圧、回転性めまい、結膜出血、末梢性T細胞リンパ腫・非特定型、心嚢液貯留 |
2025年4月改訂の電子化された添付文書(第8版)に基づき作成
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