製品Q&A

注射用レザフィリン

【効能共通】注射用レザフィリン及びレーザは、単独では抗腫瘍効果がないのはなぜか教えてください。

2025年3月更新

#薬効・薬理

光線力学療法(PDT)の作用は、レーザ光により励起された薬物のエネルギーが組織内の酸素に移行することにより生成する一重項酸素により生じます。したがって、薬剤単独あるいはレーザ単独では一重項酸素が発生せず、抗腫瘍効果は得られません。また、レーザにより腫瘍を焼灼して治療する方法もありますが、PDTで用いられるレーザのエネルギー量は、熱が発生するような強いレベルではなく、皮膚にレーザのみを照射してもほとんど変化を起こすことはありません。このため、レーザ単独レベルでのエネルギー量では、腫瘍の増殖に全く影響を与ることがないと考えられます(資料1)。

注射用レザフィリンの電子添文には次の記載があります(資料2)。
18. 薬効薬理
18.1 作用機序
タラポルフィンナトリウムにレーザ光を照射することにより一重項酸素が生じる。この一重項酸素が腫瘍細胞に直接障害を与えること、あるいは腫瘍血管に障害を与えることにより、抗腫瘍効果を示すと考えられる。

参考資料:
1)PDTハンドブック 光線力学的治療のアドバンストテクニック、東京:医学書院;2002.
2)注射用レザフィリン 電子添文

管理番号:LSS-3

製品Q&A ご利用にあたっての注意

製品に関してご不明点がございましたら弊社MRまたはくすり相談室にお問合せください。

閲覧履歴