製品Q&A
ビームゲン注
ビームゲン注の接種スケジュールを教えてください。
2025年12月更新
#用法・用量
ビームゲン注の接種スケジュールについては、次の情報があります。
1)電子添文には次の記載があります。(資料1)
6. 用法・用量
・B型肝炎の予防
通常、0.5mLずつを4週間隔で2回、更に、初回注射の20~24週後に1回0.5mLを皮下又は筋肉内に注射する。ただし、10歳未満の者には、0.25mLずつを同様の投与間隔で皮下に注射する。ただし、能動的HBs抗体が獲得されていない場合には追加注射する。
・B型肝炎ウイルス母子感染の予防(抗HBs人免疫グロブリンとの併用)
通常、0.25mLを1回、生後12時間以内を目安に皮下に注射する。更に、0.25mLずつを初回注射の1箇月後及び6箇月後の2回、同様の用法で注射する。ただし、能動的HBs抗体が獲得されていない場合には追加注射する。
・HBs抗原陽性でかつHBe抗原陽性の血液による汚染事故後のB型肝炎発症予防(抗HBs人免疫グロブリンとの併用)
通常、0.5mLを1回、事故発生後7日以内に皮下又は筋肉内に注射する。更に0.5mLずつを初回注射の1箇月後及び3~6箇月後の2回、同様の用法で注射する。なお、10歳未満の者には、0.25mLずつを同様の投与間隔で皮下に注射する。ただし、能動的HBs抗体が獲得されていない場合には追加注射する。
2)「予防接種に関するQ&A集2025年版」には次の記載があります。(資料2)
①一般的な感染予防スケジュール
<定期接種:1歳未満の乳児>
2016年10月1日から、2016年4月1日以降に生まれた者を対象として、予防接種法に基づく定期接種が以下の要領で開始されています。
・対象年齢:1歳に至るまでの間にある者
・定期接種の対象者から除かれる者:
HBs抗原陽性の者の胎内又は産道においてHBVに感染するおそれのある者であって、HBIGの投与にあわせて組換え沈降B型肝炎ワクチンの接種を受けたことのある者(母親がHBs抗原陽性で母子感染予防対象者は定期接種としてではなく、初回より全シリーズ終了までを健康保険を用いて接種します)
・接種方法:組換え沈降B型肝炎ワクチンを27日以上の間隔で2回皮下に接種した後、第1回目の接種から139日以上の間隔をおいて1回を皮下に接種します。接種量は毎回0.25mLです(10歳未満は1回0.25mL、10歳以上は1回0.5mLです。接種間違いが多く報告されており、注意が必要です)。
・標準的な接種期間:生後2か月に達した時から生後9か月に至るまで(生後2か月、3か月、7~8か月での接種。感染のリスクが高い場合には出生直後の予防も考慮します)。3回目の接種が1回目から139日以上の間隔があいていないという間違い報告が多いので、注意が必要です。

・長期療養等で定期接種期間中に受けることができなかった者:
他のワクチンと同様に治癒後2年間は定期接種として接種が可能です。なお、予防接種の開始時に10歳以上である者の場合は、1回0.5mLを筋肉内又は皮下に接種することになります。
<任意接種:医療従事者、1歳以上の小児等>
10歳以上の者には1回0.5mL、10歳未満の者には1回0.25mLを4週間隔で2回、さらに1回目の接種から20~24週後に1回の計3回を皮下又は筋肉内に接種します(ただし、10歳未満の者には皮下接種)。
HBs抗体が獲得されていない場合(HBs抗体が10mIU/mL未満)には、さらにあと1シリーズ(3回)追加接種します。
なお、血友病患者に「B型肝炎の予防」の目的で使用した場合は、健康保険適用の対象となります。
※医療関係者のためのワクチンガイドライン
2024年11月、日本環境感染学会ワクチン委員会(委員長:三鴨廣繁)で「医療関係者のためのワクチンガイドライン第4版」が作成、発行されています。

②母子感染予防スケジュール(HBs抗原陽性の母親からの出生児に対する接種)
通常、生後12時間以内を目安に0.25mLを皮下に接種し、さらに、初回接種の1か月後および6か月後の2回、同様に接種します(健康保険適用あり)。
HBs抗体が獲得されていない場合(10mIU/mL未満の場合)には、あと1シリーズ(3回)追加接種します。
母子感染予防スケジュールの対象となる児は、①に示す定期接種の対象とはなりませんのでご注意ください(定期接種ではなく、健康保険で接種します)。
なお、出生時体重2kg未満児に対しては日本小児科学会では生後2か月での接種を加えた合計4回の接種を医学的観点からの考え方として示しています(現時点で電子添文での記載はなく、健康保険適用はされていません)。
※初回接種の時期は状況に応じて生後12時間以降とすることもできますが、その場合であっても生後できるだけ早期に行うようにしてください。
※母子感染の予防には、HBIGも使用します。HBIGの初回投与の時期は生後5日以内とし、生後12時間以内が望ましいとされています。
※日本小児科学会が出している「B型肝炎ウイルス母子感染予防のための新しい指針」によると、生後9~12か月を目安に、HBs抗体を測定し、10mIU/mL未満の場合には、B型肝炎ワクチンをもう1シリーズ(初回接種、初回接種の1か月後および6か月後の3回)行うこととされています。

③汚染事故時の発症予防スケジュール
10歳以上では0.5mLを1回、事故発生後7日以内に皮下又は筋肉内に接種します。さらに、0.5mLずつを初回接種の1か月後および3~6か月後の2回、同様の用法で接種します。なお、10歳未満の者には、0.25mLずつを同様の間隔で皮下に接種します(労災保険、健康保険適用あり)。
3回目のワクチン接種終了後、1~2か月後を目途に抗体検査を実施し、HBs抗体が獲得されていない場合(HBs抗体が10mIU/mL未満)には、さらにあと1シリーズ(3回)を追加接種します。

参考資料:
1)ビームゲン注 電子添文
2)予防接種に関するQ&A集2025年版、P100-102
管理番号:BK-16
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